ブレーキロータ交換A
(作業日:2003年10月18,19日)

2003/11/23
最終更新日:2004/03/16

 翌19日の天気は晴れ。昨日の時点では、またしばらくそのまま放っておこうかなと思ってましたが(笑)、今日は天気が良かったので昨日の続きをすることにしました。

 キャリパからパッドを外すのは、キャリパに付いている2つのピンを外します。精密ドライバとか細めのマイナスドライバをピンの頭に当てて、外側から内側に押し込むと外れます。ピンが外れると、ピンを押さえつけているバネが外れるので、後はパッドを引き抜くだけです。ホイールを外したら、ハンドルを回して右前を作業するときは右側に、左前を作業するときは左側にタイヤを向けると作業しやすいです。

矢印のピンの頭を細い精密ドライバとかマイナスドライバで叩いて押し込むと外れます。パッドの上の部分に板バネが挟まっており、そのバネの力でピンが固定されています。
パッドを押さえているピンの位置

 キャリパは、内側の2つのボルトで固定されています。14-17mmのメガネレンチで外せます。少々固いです。

ボルトはアルミっぽかったです。装着する際は、かじり防止のために、念のためアンチシーズを塗っておきました。心配な方は、ロックタイトを塗っておくと緩まないので安心です。が、次に外すとき大変です。(笑)
キャリパを固定している2つのボルト位置

キャリパを外したら、ブレーキホースに負担がかからないようにワイヤーや紐でスプリングから吊すとよいでしょう。私はジャッキを台にしてその上に置いておきました。
外れたキャリパ

 キャリパが外れたら、ディスクロータを外します。ディスクロータはハブに圧入されているような状態になっているので、手で外すことはできませんでした。裏側からハンマーなどで叩いても外れるかもしれませんが、カバーが付いているので叩きにくいです。ディスクロータにはメスネジを切ってる穴が2カ所に付いているので、ここに、たしかM8だったと思いますが(うろ覚えですみません・・・。(^_^;))、ボルトを2本ねじ込んで均等に締めてあげると、「かい〜〜〜ん」といい金属音をさせて簡単に外れてくれます。

ディスクロータに2つあいているメスネジ。いつも、この穴って何のためにあるのかなー?っとずっと疑問に思ってました。入手したロッキードのロータにもあいてましたし。でも、ロータ交換作業をしていてその意味が分かりました。(^_^;)
ディスクロータの取り外し。ここに2つ
メスネジがあるので、ボルトをねじ込む
と簡単にロータを外せます。ガンガン叩
かなくてよいので、ご近所にも迷惑には
なりませんね。(^-^)

12_break04.jpg (77494 バイト) 13_break05.jpg (83976 バイト)
ハブです。あちこち錆が出てて
ひどい状態でしたが、ここはま
だきれいでした。

 パッドはだいぶ摩耗していて、初めてパッドの異常に気づいたときと比べるとかなり平らになってきてました。このまま使い続けていれば、もしかすると改善されていくんじゃないのかな?なんて思ったりもしましたけれど、そんな訳ないですよね。(^_^;)

溝がかなりくっきりとしています。溝の部分は、ロータと接触していませんでした。
ブレーキの異常に気づいて初めて
パッドを外した時の状態です。溝
がかなりくっきり出ていて、ロー
タと接触してませんでした。

溝がかなり浅く細くなっています。これなら、ロータの膨らんでいる部分もちゃんと削れているはずと思ったのですが・・・。
溝が浅く、細くなってました。
このまま使い続ければ、溝はな
くなるんじゃないのかなと、ふ
と思ったりもしました。

 ロータを外して問題の裏側を見ると・・・、パッドの溝の部分がくっきりと膨らんでいました。しかも、パッドを見るとちゃんと溝の部分がロータと接触しているように見えたのですが、ロータを見ると、その部分は錆びたまま。つまり、ちゃんとパッドで削られていないということですよね。ロータ面が滑らかでないということも問題ですが、厚みが部分的に違うということ、パッドと接触しない部分があるということは、かなり熱くなるロータにとって、熱膨張が均一に起こらない要因となるはずなので、ロータが変なひずみ方をしてバイブレーションが発生していたのかな?と思いました。街乗りや100km/h以下での高速道路走行中のブレーキングでは感じられなかったバイブレーションが、100km/hを超えた状態で、特に長めに引きずるようなブレーキングをしたときに激しく発生するということからも、恐らく原因は、パッドの溝、そしてロータの部分的な膨らみにあるんじゃないのかなと推測できました。

リングが1つ多いロータ。(笑)これがきっと、ブレーキング時の激しいバイブレーションの原因だったのでしょう。
削られずに膨らんだままのロータ。
この部分の温度が低いままになるた
めにブレーキング時にロータが変に
ひずんでしまっているのでしょう。

まだそんなにひどい状態ではないのかなと思えます。パッドだけ交換すれば、もしかしたら膨らみも簡単に削れていい状態に戻ったりするかもしれませんね。でも、ロータを入手していたので交換しました。この純正ロータって重いんですよねー。ロッキードのロータの方が軽いということが、持っただけで分かります。
横から見てみました。そんなに
膨らんでいるようには見えない
のですが、ここにパッドが当た
らなくてロータ面の温度分布が
変わってひずむんでしょうね。

 新しいディスクロータをハブにセットし、キャリパとパッドを装着しました。ディスクロータはハブに圧入できなかったので、ホイールを装着するときに、ナットを強めに締め付けて固定することにしました。
 スリットだけのロータは、画像のような方向に装着するそうです。なんか、逆のような感じですが、これが正解だそうです。ちなみに、ホールの開いているスリットは逆向きだそうです。

スリット入りはなかなか格好いいですよね。でも、ホイールをつけるときっと目立たなくなるんでしょうね。
右前のロータの装着方向です。逆っぽ
いんですけれど、これで正解だそうで
す。暇と根性があれば、パッドの当た
らない部分を塗装しておくと、錆止め
効果も見た目もグンと向上します。
スーパーオートバックスに、ロータ用
の耐熱スプレーが売られてましたが、
めっちゃ高かったので買うのをやめま
した。(^_^;)

青いパッドが格好いいエンドレス。でも、外からは全く見えません。(笑)当たり前だけれど。
パッドは青くて格好いいんですが、
全然目立ちません。というか、見え
ません。(笑)

17_break09.jpg (65846 バイト)
左前のロータです。なんか、
パッドがどんどん削られそう
な装着方向ですねぇ。(^_^;)

青か黄色でロータを塗装すれば格好よく見えたかな? スリットが目立つから、普通のエボとは違うんだと目立たせることができたかもしれませんね。(笑)
ホイールを装着すると、ロータが
全然目立ちません。(笑) メッ
シュホイールって掃除も面倒くさ
いし、交換したいですねー。それ
に、やっぱし根性出してロータを
塗装すればよかったかなと思いま
した。(^_^;)

 さて、早速試乗に出かけました。パッドを交換したら、アタリが出るまで効きが甘くなるのは分かってました。今回は、さらにロータも交換したので、パッドだけ交換の時よりももっと効かないだろうなと思ってました。それは、駐車場から少し動かしただけで分かりました。

 ブレーキ全然効かねぇ〜〜〜!!!

 正直言って、クルマを動かすのが怖いくらいでした。(^_^;) マジで、こんなに効かなくなるなんて思いませんでした。パッドの取説には40kmくらいは慣らしをしろと書かれていましたが、ロータも交換したので、100kmくらいは慣らしが必要かなと思いました。とにかく、普段以上に車間を開けて、速度もかなり控えめにして試乗しました。少し走ると、くさい臭いが入ってきました。ディスクロータのハブへの装着をしやすくするためにCRC556を塗ったこと、恐らくロータの錆止めが燃えているんだろうこと、それと、鳴き止めパッドグリスやCUREのパッド鳴き止め剤(なんか、ゴムみたいなグリスみたいな奴)が燃えているんだろうなということが分かりました。臭いはしばらくしてしなくなりましたが、まだアタリはすぐには出ませんでした。
 以前は、低速時にかなりパッドの鳴きが激しかったんですが、今回のパッドは鳴きません。鳴き止めグリスが性能がいいのか、CUREの鳴き止め剤が効いているのかは分かりませんが、鳴きに関しては、多少覚悟していたので、全く鳴かないのは非常に嬉しいです。

 

 殆どお買い物にしか出かけなくて全然距離が伸びなかったのですが(^_^;)、ディスクロータとパッド交換後、2ヶ月弱経って、ようやくダイブアタリも出てきたかな? と感じ始めた頃、高速道路を走行する機会がありました。初めは怖かったので、十二分に車間を開けてゆっくり速度を上げ、軽くブレーキをかけてみたり、やや強めにかけてみたりしました。効きは、まだ若干甘いような感じがしますが、バイブレーションは起こらなくなっていました。やはり、あのパッドとロータがバイブレーションの原因だったようです。120km/hくらいでやや長めに引きずるようにブレーキをかけて、ロータが熱を持つようにしても大丈夫でした。これで、ようやく安心して高速道路も走ることができるようになりました。

 しかし、ブレーキが正常でないということは、非常にストレスを感じますよねー。というか、怖くて走れませんでした。
 なぜ、今回あのようなことが起こってしまったのかを振り返ると、やっぱり、ブレーキの鳴き止めのために、パッドに大きな面取りをしていることが関係しているのかなと思ってます。特に、エボZのフロントのキャリパは、前側についているために、万が一小石がキャリパに飛んだとき、それを受け止めるような格好になっていますし、大きな面取りがうまく小石を挟み込めるようになっていますから、防ぎようがありません。今回購入したエンドレスのVN9500パッドも鳴き止めのため、純正ブレンボよりはかなり少ないのですが、それでもやはり面取りがされていました。ですので、また、同じ現象が発生しないとも限りません。なので、次は面取りをしていないパッドを試してみようと思っています。

 ちなみに、数百キロ走行後のエンドレスVN9500のインプレですが、なんとなく、純正ブレンボパッドの方がよかったような感じがしています。ちょっと効きが甘いというか、軽く踏んだ初期制動力が足りないというか・・・。次は、パッドだけの交換で済むはずですので、もう少し高めのパッドにするつもりです。(笑)