2002/04/05
最終更新日:2004/11/21

2004年度ユーザー車検体験記 車検前整備編(1)

2004/04/03(土)
 去年はバイクにはあまり乗れなくて、結構ほったらかしでした。(^_^;) 理由は簡単で、フロントフォークの調子が激悪だったからです。2001年07月に新品のインナーフォークに交換したのですが、2年も経たないうちに、もうオイルシールからオイルが漏れ始めたのです。で、2003年08月11日にフォークシール交換をしました。ところが!!! なんと、1mm程度のメッキの剥がれが見つかりました!w(☆o◎)wガーン これがどうやら悪さをしていたみたいです。どうして新品で買ったものなのに、剥がれたりするの?(T_T) とりあえず、ばらしたままだとどうしようもないので、そのまま新品のオイルシールを組み付けました。とりあえず、様子を見てみようかと。でも、メッキの剥がれはダストシールよりもアウターフォーク側にあるので、小石などの攻撃によるものではないということはほぼ確実。じゃあ何故? はずれを引いたのかな???でも、もう今更なんですよねー。

 その後、すぐにオフがありました。行きはとりあえず持ちました。「なんだ、気にすること無かったじゃん(^-^)」と思っていましたが、そのオフは、例の魔境引きづり回されオフ。翌日は峠を延々と引きづり回されてしまいました。体力が無く、あまり激しく走らなかったのに、やっぱりフォークからオイルがダラダラと。。。(T^T)

 結局、それ以降バイクにはあまり乗らなくなってしまいましたとさ。(爆) 本当はちゃんと修理をして乗ろうと思っていたのですが、なかなか修理をする意欲もなく(笑)、だらだらとしてたら冬眠に入ってしまったのでした。だって、メッキ剥がれということは、きっと再メッキでもしないとダメなんでしょうから、費用が・・・。

 でも、そんなことは言ってられません。だって、もう車検が来るんですよ。でも、どうやら車検にはフロントフォークの修理は間に合いそうにもありません。なので、とりあえず、フロントフォークはそのままで車検を受けてあとで修理をすることにしました。(^_^;)

 とにかく、半年ばかりエンジンすらかけてなかったので、まずは動くようにすることから始めなければなりませんでした。(^_^;)
 で、とりあえず、ハンドルの交換から。ってゆーか、エンジンとは全然関係ねーじゃん。(笑) 現在使用しているCB1100Rのハンドルは結構幅広な感じなのですが、低くなるのがいいんですよね。でも、久しぶりに乗り始めるわけですし、少しでも楽なポジションが取れるCBX750Fのハンドルに交換することにしました。これは、かなりハンドル幅が狭くなるので、すり抜けスペシャルでもあります。(笑) ついでに、ボロボロになったグリップを新品に交換しました。

 さて、次は、ブレーキのメンテナンスを行いました。昨年の夏頃に交換してそのあと殆ど乗ってないのでパッドは全然問題ありませんでした。が、やはりピストンの固着が気になったので、この際、軽くオーバーホールというか、ピストンだけでもきれいにしてあげようと思い、キャリパーをばらすことにしました。

交換後殆ど使ってないパッドです。
パッドは殆ど新品状態です。

 ピストンの外し方ですが、サービスマニュアルにも書かれているのですが、通常は、ブレーキホースを取り付ける穴にエアーを入れてピストンをエアーの圧力で押し出す方法が一般的ですね。でも、エアーなんて、普通の人はありません。ちゃんとしたガレージとコンプレッサーがある人はいいのですが、σ(^_^;)のような青空整備場の人には通常エアーなんてありませんよね。
 なら、ブレーキピストンプーラー・・・。ブレーキピストンプーラーとは、キャリパのピストンを簡単に引き出すことができる特殊工具です。でもブレーキピストンプーラーって結構高いんですよね。ハスコーの安いものでも、20,000円近くしてしまいます。当然、σ(^_^;)は持ってません。なら、どうするか? プライヤーとかで挟んで引っ張り出すか? いえいえ、それはダメです。ピストンが傷だらけになって使い物にならなくなってしまいます。
 実は、すごく簡単な方法があるのです! CB-F MLでも紹介されたのですが、キャリパーを組んだ状態ならこれしかない!というくらい楽にピストンを外す方法があります。今回のような、簡単なオーバーホール程度なら間違いなくこの方法が一番簡単で楽です。

 組んだ状態なので、パッドを外してそのままブレーキレバーを握れば、あら不思議、簡単にピストンが出てくるではありませんか。(笑) でも、そのままでは、どれかのピストンが外れたらそれで終わってしまいますのでご注意。
 σ(^_^)は、パッド交換の時はだいたいいつもピストンを外してきれいにしてあげています。なので、通常は、使い古して厚さが薄くなったパッドを使います。キャリパーに、1枚だけパッドを残してあげるのです。左右とも1枚だけパッドを残して、そのままブレーキレバーを握ります。固くなるまで握り続けます。この時、ブレーキリザーバータンクの蓋は外しておいた方が良いでしょう。今回は、パッド交換はしないので、できればやりたくなかったのですが、まだ使えるパッドを1枚だけ挟んでピストンを出すことにしました。
 なぜ、パッドを使うかというと、キャリパから外れて落ちたりしないからです。普通の鉄板とか木板とかを使うと、パッドピンが引っかけられないので、一人で作業する時には、どちらか一方のキャリパしか手で保持できないため、片方のキャリパからは挟んだ板が落ちることがあるのです。事実、一度そういう作業をしていて落ちてしまい、それに気づかずにブレーキレバーを握り続けていたら、板が外れてしまった方のキャリパからピストンが抜けてしまい、辺り一面ブレーキフルード浸しになってしまったことがあったのです。(笑)マジ、あの時は焦りました。(;^_^A アセアセ
 なので、それ以来、外れて落ちてしまう心配のない使い古しのパッドを挟むことにしたのです。

このように、パッドを1枚だけキャリパに残しておきます。フロントを作業する時は、どちらのキャリパも同じようにしておきます。できれば、新しいパッドは挟みたくなかったのですが、今回はやむを得ませんでした。 ブレーキレバーを握ると、動きやすいピストンから出てきます。左右合わせて4つのピストンのウチ、一番動きやすいピストンから出てきて、動きが止められると、次に動きやすいピストンが出てきます。全てのピストンが出てしまうまでブレーキレバーを何度も握ってあげましょう。 全てのピストンがもうこれ以上動かないという状態まで出てしまった状態です。
4つのピストンともここまで出てしまっても、リザーバータンクにブレーキフルードを補充しなくても大丈夫です。 4つのピストンとも出てしまったら、パッドを取り外しましょう。
このように作業をすると、全然力を使わずに、
簡単にキャリパからピストンを抜き取ることが
できますよ。ただし、ブレーキフルードは満た
された状態ですので、ピストンを抜き取る時
は、くれぐれもご注意下さいね。勢い余って周
りにブレーキフルードを飛び散らさないように。

 使い古しのパッドを挟んだ場合、ピストンがかなり出てくれますので、ピストンを4つとも出してあげて、パッドを取り外すと、あとは、ピストンが手で引き抜けます。が、今回はまだ新しいパッドを挟んだため、まだピストンの出が十分ではありませんでした。
 もう少し、ピストンを出してあげたかったので、とりあえず、パッドよりも薄い10-12mmのメガネレンチを挟んでブレーキレバーを握りました。もう一方のキャリパは、11-13mmのメガネレンチが近くにあったので、それを挟んで同じように作業しました。この時、10-12mmのメガネレンチを挟んだ方はそのままにしておかないとあとで痛い目に遭います。(笑)
 いつもこの作業をする時に、ピストン抜き取りようの板をアルミ板か何かで作ろうと思うのですが、ついついそのままになってしまいます。(;^_^A アセアセ 今度こそ、作っておこうと思います。こんな使い方をしていると、工具がかわいそうですもんね。( ;^^)ヘ..

メガネレンチを使うと、このように、キャリパから落ちないように引っかけることができるので重宝しました。(笑) 工具も使いようですけれど、できれば、こんな使い方はしたくありませんよね。ピストン取り外し用の板をアルミ板あたりで作っておくと後々便利だと思います。

 ピストンの取り外しは、1個目は結構きついです。なぜなら、この状態ではキャリパにもブレーキホースにも、ブレーキフルードが満たされた状態ですので、完全に密閉されているのと同じですからね。リザーバータンクの蓋を開けているとはいえ、ピストンを引っ張るということは、ブレーキフルードを全て引っ張るのと同じで負圧状態になるわけですから、少し力が必要です。ですが、焦ってはいけません。少しずつ少しずつゆっくりとピストンを引き抜くようにしましょう。ここまでピストンが出ていると、もうあとは大変ではありませんので。
 ピストンが抜けると、キャリパのピストンのところに一気にブレーキフルードが浮いてきます。なるべくキャリパを揺らさないようにして外したピストンを置き、注射器でキャリパに溜まったブレーキフルードを抜き取りましょう。1つのピストンが外れると、もう片方のピストンは比較的楽に抜き取れます。こっちもピストンを外すとブレーキフルードが満ちてきますが、すぐにもう片方の穴の方にもフルードが移動するので、そんなに焦る必要はありません。落ち着いて注射器でブレーキフルードを注射器で吸い取りましょう。 
 といいつつ、もう一方のキャリパからピストンを抜き取る時に、勢い余って、辺りにブレーキフルードを少しまき散らしてしまいました。(爆) キャリパ内のブレーキフルードを注射器で抜き取ってから、ティッシュを詰めて、まき散らした辺りをブレーキクリーナーできれいに洗い流してあげました。(;^_^A アセアセ

 σ(^_^)が使っているキャリパは、CB750FCのキャリパですが、ピストンが出ているところは、はっきり言って剥き出し状態なので、すぐに汚れますし錆びます。結構錆が出てます。この錆はなるべくきれいに取り除いておいた方が良いですし、かなりひどい状態なら新品のピストンに交換した方がいいでしょう。
 よく、錆落としに目の細かいサンドペーパーで円周方向に軽く擦って錆を取り除くみたいですが、σ(^_^)はラストリムーバーで取り除きます。ラストリムーバーで取り除けないひどい錆は放置です。(笑) 下手にサンドペーパーなどで擦って変な筋状の傷を付けてしまうよりは、その方が精神的に安心できるからです。

外したピストンです。結構錆が出ています。(T_T) σ(^_^)はピストンの錆は、このラストリムーバーで取り除いています。でも、だんだん錆の方が頑固になってきて取れなくなってきました。
ラストリムーバーを塗った状態です。結構化学反応をしながら取り除くのかしら? ジェル状なのに、10分くらい塗ったまま放置しろと書かれているので、浸透に時間がかかるのでしょう。 ラストリムーバー処理した後です。結構錆も取り除けるのですが、もう完全には元通りにはなりません。そろそろ新品のピストンを入手しておかないといけないかも。(^_^;)

 ピストンをきれいにしたら、キャリパに戻してあげます。ディスクローターに装着しやすいように、なるべく奥の方まで差し込みます。パッドピンには、パッドの滑りを良くするためにいつもシリコングリスを塗っています。
 パッドのピストンが当たる部分にもシリコングリス、出来ればパッド用の耐熱グリスを塗ってあげましょう。パッドの鳴きをとめる効果があります。クルマには、KURE CRCのブレーキクワイエットという鳴き止め剤を塗ってみました。グリスというよりは液ガスみたいな液ゴムみたいな感じですが、効果はかなり高いのか、ブレーキの鳴きがうるさいと評判のエボのブレンボでも全く鳴きません。ただ、キャリパーの掃除をしたり、パッドの交換をする時には、結構大変そうなので、バイクには使いませんでしたが。。。(^_^;)

 キャリパをセットしたら、後はひたすらエア抜きしてあげましょう。エアが入っていると、レバーを握った時に、結構ふにゃって来るのでその感覚が無くなるまでひたすらエアを抜きましょう。

 フロントが終わったら、リアも同じようにキャリパの簡単なオーバーホールをしようと思っていたのですが、もう暗くなってしまったので、ブレーキフルードのみ交換することにしました。が、そういえば、リアのブレーキフルード交換ってこのところやってないなと思っていたのですが、すでにフルードが酸化&吸湿していて真っ黄色でした。(笑) で、リザーバータンクを見てみると、なんか出来てそこの方に溜まってました。(^_^;) あれは何だったのだろう? 怖いです。(笑)

 σ(^_^)のCB子ちゃんの中で唯一、車検に通らない部分があります。シートです。タンデムベルトが着いてないので、着いているシートに交換して今日の作業はここまで。

 あと、エアフィルタの清掃、ブリーザーフィルタ装着、エンジンオイル交換、エンジンオイルフィルタ交換をやらないといけないのですが、明日は天気が悪いみたいで作業できず。。。
 結構ギリギリまで整備をすることになりそうです。やべー。(^_^;)

 つづく...