MC28(NSR250R)スイッチ流用A

2002/05/30
最終更新日:2004/11/21

★2002/05/28

 さて、まずはMC28スイッチの解析です。念のため、配線図もコピーしてもらって来ましたが、配線図だけでは今一分かりづらいものです。かといって、スイッチを分解して配線を追いかけていっても、その線がどこから来てドコにいくのかを完全に把握することも困難です。両方を駆使してやっとこさ解析できました。(;^_^A

 まず、MC28はかなり電子化されたバイクだったので、ヘッドライトのロービーム、ハイビームともリレースイッチ式でした。そのため、CB-F(以降、私のバイクはCB750Fなので、RC04)のウィンカスイッチについているH4バルブ用の3極カプラがついていませんでした。また、スポーツタイプの2サイクルバイクということでスターターはキックのみ。よって、ギアが入っているときにセルモータを回さないようにするクラッチスイッチがありませんでした。ま、でもこの辺は古いRC04スイッチから流用すればOKです。
 それよりも、MC28のヘッドライトが常時点灯式のため、イグニッションがONのときに常に活きている線が2つあり、パッシング用とホーン用の線が、それぞれヘッドライトのロー/ハイビームの切り替え用の線およびウィンカーポジションの線に接続されているということでした。配線を加工しないでそのままRC04のメインハーネスに接続すると、ホーンを鳴らすためにポジション点灯、パッシングするためにヘッドライト点灯をしなければなりません。あるいは、常時点灯式に変更するしかありません。そんなの、意味ないぢゃん。
 ですから、ホーンとパッシング用の線を接続し、ヘッドライト用は独立、さらにポジション用を新設するという加工をしなければなりませんでした。逆に、この加工をしなければならなかったために、思い切ってMC28スイッチの配線を途中でカットして端子を付け替えたりするきっかけが出来たのでよかったかもしれません。
 私は、基本的にはスイッチからカプラの間は無加工で、変換ハーネスをつくって対応したい人なので、結果としてハーネスが長くなりすぎてヘッドライトケース内がごちゃごちゃになったり、いや、そもそも配線を考える頭がおかしくなりそうだったりして後回し後回しとなって何もやらなかったり、となってしまうので返ってよかったと思うことにしました。(笑)

 さて、MC28スイッチの9極カプラへの配線です。上図のような順番とします。

@ 左ウィンカへ
A 右ウィンカへ
B 赤青 ダイオードへ(ハザード)
C 青白 Hiビームへ
D 橙白 左ウィンカポジションへ
E 空白 右ウィンカポジションへ
F 若葉 ホーンへ
G Loビームへ
H ウィンカリレーへ

 他に2極カプラがあります。連番で10,11とします。

I 白緑 バッテリ(ホーン、ポジション)
J 黒茶 バッテリ(ライト、パッシング)

 位置関係を確認したら、早速カプラから電極を取り外しました。

mc28switch05.jpg (46978 バイト)

 さて、配線図で確認すると、Iがホーンとポジションに分岐され、Jがヘッドライトとパッシングに分岐されています。
 MC28はライト常時点灯式なので、それで問題はありませんが、ライトをマニュアルでON/OFFできるようなスイッチがついていると問題が発生します。ホーンを鳴らすためにはライトスイッチがポジションの位置になければ鳴りませんし、パッシングをするためにはライトスイッチがライトの位置に無いといけません。そこで、それぞれの分岐を外して接続し直しました。
 まず、Iの白緑の分岐からホーンスイッチに行っている方を確認して、もう一方を切断します。

mc28junction01.jpg (43899 バイト) mc28junction02.jpg (53051 バイト) mc28junction03.jpg (42745 バイト)

 切断した方の線はポジション用の線です。MC28スイッチの中では、まずハザードスイッチに行ってます。ハザードスイッチがOFFの時繋がっています。ハザードスイッチがONになると切断されます。これは、ハザードが点滅するときにウィンカーポジションが消灯するようにするためです。その先は、ウィンカースイッチに行ってます。ウィンカーがOFFの時繋がっています。ウィンカーが左の時、左のウィンカーポジションが消灯し、ウィンカーが右の時、右のウィンカーポジションが消灯するようになっています。切断した白緑の線は、RC04のポジションの線と接続します。そのために、手持ちの黄色の線で延長しました。

mc28junction04.jpg (44141 バイト) mc28junction05.jpg (48040 バイト)

 次に、Jの黒茶の分岐から、パッシングスイッチへ行ってる線を見つけ切断します。ここは3つに分岐され、Loビーム、Hiビーム、そしてパッシングへとそれぞれ分岐されていますので、よく確認をしてから切断するようにしましょう。切断した線はホーンスイッチへ行ってる白緑と接続します。この白緑はRC04のイグニッションスイッチがONになれば電圧がかかる線と接続します。

mc28junction06.jpg (52532 バイト) mc28junction07.jpg (54049 バイト) mc28junction08.jpg (63274 バイト)

 さて、ここで、RC04のスイッチを見てみましょう。RC04の方は、同じ形状の9極カプラ、2極カプラ(ただし、オスメス逆)、他に、バルブに接続する3極カプラとウィンカーと接続する2又ギボシがついています。そう、つまり9極カプラの中はスカスカなのです。(笑)

rc04switch01.jpg (49683 バイト) rc04coupler01.jpg (28931 バイト) rc04coupler02.jpg (32749 バイト)

 RC04の9極カプラの中は・・・

@ 緑赤 クラッチスイッチへ
A アース(クラッチスイッチ他)
B 白緑 バッテリ(ホーン、パッシング)
D Hiビームインジケータへ
G ウィンカリレーへ
H 青白 ヘッドライトへ

 2極カプラを連番でI、Jとし、3極カプラをK、L、M、そして、ウィンカへのギボシをN、Oとします。

I 若葉 ホーンスイッチへ(ホーン戻)
J 白緑 ホーンへ
K Loビームへ
L Hiビームへ
M アース(Aと接続)
N 左ウィンカへ
O 右ウィンカへ

 と、こうなっています。同じホンダなので色はだいたい似たような感じになっていますね。@AKLMはMC28側には無いので抜き取って移植します。
 RC04のクラッチスイッチアースAはホーンスイッチのアース側とも接続されていますのでここを切断して延長しておきます。

junction02.jpg (55411 バイト)

 さて、ハーネスの長さですが、9極カプラまでは約40cm、ウィンカギボシ、ホーン2極カプラ、ヘッドライト3極カプラは約60cmです。MC28側は全て約60cmですので、9極カプラへ接続する分は短くカットします。MC28から9極カプラへ入るのは、H灰、I白緑、J黒茶の3本と、新規につくった黄色の線の4本です。

convert02.jpg (38956 バイト)

 バルブ接続の3極カプラもRC04から外して、MC28のC青白をRC04のL青へ、MC28のGの白をKの白へそれぞれ接続します。3極カプラの青は2つに分岐されていて1本はインジケータ用となっていますのでそれを9極カプラへ入れます。3極カプラの緑2本はアースです。今回、アースはメインハーネスのアースへは戻さず、フレームアースとすることにしました。フレームへ延長するためギボシオスを取り付けました。

convert03.jpg (45990 バイト) convert04.jpg (47808 バイト)


 さらに、カプラの@AへRC04から外したクラッチスイッチの線を入れます。
 整理してみましょう。(^_^;) 下表の左の番号は9極カプラの位置です。

@ 緑赤(クラッチスイッチ)
A 緑(クラッチスイッチ)
B 白緑(バッテリ)
C 黄(ポジション)
D 青(3極カプラの青インジケータ用)
E -
F -
G 灰(ウィンカリレー)
H 黒茶(ヘッドライト用)

convert05.jpg (43369 バイト) convert06.jpg (46963 バイト)

 写真ではまだCの位置には何も繋がっていません。
 RC04の配線図を見ていたら、ポジションの配線がメインハーネスに存在することを発見したのです。でも、よく考えたらUS仕様やカナダ仕様のように、標準でウィンカポジションのモデルもあるわけですから、メインハーネスにポジションの線が来ていてもおかしくないですよね。装着する際に、メイン側のカプラを確認してみると、Cの位置に茶白のポジションの線が入っていました。

rc04coupler03.jpg (47508 バイト) rc04coupler04.jpg (41581 バイト)

 移植したクラッチスイッチは、こんな感じです。

clutchswitch.jpg (42080 バイト)

 次にウィンカへの配線です。私のバイクは既にウィンカポジションになっていますので、MC28のウィンカポジションへの線もちゃんと接続します。

2又ギボシ
2又ギボシ
赤青 2又ギボシ(ハザード用)
橙白 メスギボシ
空白 メスギボシ

mc28hornline01.jpg (48072 バイト)

 橙には、左前後のウィンカを接続するために2又なのですが、私の場合は、既に前後を1つにまとめるようにしてあり、ここにはその1つにまとめたギボシとハザードスイッチからダイオードを経たギボシをつなぎます。空も同様です。赤青の2又ギボシにはダイオードがそれぞれ繋がります。詳細は、ハザード編をご覧下さい。

 ホーンへの配線は、若葉を使います。が、ミニ平型端子がオスとメスが逆なので付けなおしてカプラをつけます。RC04純正の配線では、バッテリーからホーンへ行って(白緑)、戻ってきた配線(若葉)がホーンスイッチに繋がってアースへと行くのですが、今回は、バッテリーからホーンスイッチを通ってホーンに行くようにして、アースはフレームへ直接アースさせるようにしました。これは、今までヘッドライトを点灯させておくとホーンの鳴りが非常に悪かったので、アース容量不足を疑って直接アースを取ってみようと思ったからです。

mc28hornline02.jpg (57658 バイト) convert07.jpg (48659 バイト)

 フレームへのアースにはこんなアース線をつくりました。1つはヘッドライトの3極カプラからのアース線を、もう1つにはホーン2極カプラからのアース線をつなぎ、丸端子はメインハーネスのフレームアースと共締めします。

frameearth01.jpg (51996 バイト)

 で、最終的にこうなりました。↓ 分かりますかね?(^_^;)

convert10.jpg (55279 バイト)

 それで、早速6月1日に装着してみましたが、一発でばっちりでした。今までの懸念事項だったハザードスイッチを押すためにハンドルから手を離さないといけなかった遠さからみごとに解消され非常に押しやすくなりました。また、今まではハザードスイッチを押してもウィンカポジションは消えなかったのですが、これも無事解決されました。殆ど使わないと思われるパッシングボタンも使いやすくなりました。あと、なんと言っても、ヘッドライトを点灯していてもホーンがちゃんとなるようになったのが嬉しいですね。
 ただ、残念ながらやっぱりウィンカーのプッシュキャンセルには違和感がありますねぇ。そのうち慣れると思うのですが、右に左に連続して出すようなときはかなり戸惑うと思われます。(;^_^A

mc28switchkai01.jpg (62919 バイト)

 どうですか? すっきりと装着出来ていますよね。でも、配線は結構苦労しました。作業自体は簡単なのですがねぇ。

rc04switchkai01.jpg (26718 バイト) rc04switchkai02.jpg (32679 バイト)

 これは、今まで使っていたRC04純正改のスイッチハーネスです。ハザードを装着するために灰色の配線を分岐したり、ウィンカを出すと消えるウィンカポジションを実現するために3本ほど配線を追加したりしています。